夏野菜の手入れ・成長

 いろいろな苗を植えましたが、世話をしなければよい収穫はできません。キュウリも少し成長してくれば、上につるをまけるようにネットをつける必要があります。植えて時間がたてば収穫できるというわけではありません。また、水やり定期的に行いました。水が多すぎても、少なすぎても野菜にとってはよい環境とはいえません。また、夏の草かりは大変な作業となりました。草かり機で済ますことのできる場所はそれほど時間はかかりませんでしたが、畝に生えた草や畝の間の草は手でひとつひとつ抜いていかなければなりませんでした。地道な作業の連続の日々でしたが、このような作業の中に農業を通した、自然のリズム、厳しさ、力強さを感じる瞬間がたくさんあったように思います。
 他にも、牛糞からの堆肥づくりも同時に行ってきました。近隣の牧場からいただいた牛糞を、わらや干草、落ち葉などと混ぜてすきこみました。翌日には醗酵が始まり、温度は60度以上にもなりました。その後も、定期的にシャベルで堆肥の山をひっくり返しました。はじめは水分でびちゃびちゃでしたが3ヶ月もすれば、徐々に乾燥し始め、最後には普通の土と変わらないくらいになりました。
 世話していく中で、葉や実の多くが虫に食われていたり、病気になって枯れているものも現れました。そのため、防虫や病気にかかららないために木酢液などといった自然薬品をかけるといった対策を調べて行うなどしました。その結果、立派な実ができているのを見つけた時の喜びは大きなものとなりました。

 

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