稲の手入れ・成長

 今年度、私たちが借りた田んぼは長年使っていなかった場所で、もともとは畑でした。田植えを植える前に田んぼに水を張るのですが、その時点で水はけがよすぎて1・2日もすれば水はほとんど干上がってしまいました。こんな状態だったので田植え後も定期的に水入れをする必要がありました。
 もともとが畑だったので水路も引かれておらず、水は側の水路から発電機を使ってポンプでくみ上げました。
 水入れの他にも田んぼのまわりや中に生えた雑草を抜く作業もありました。
 そのような作業を経て、8月下旬には稲穂が付きはじめました。干上がっていた部分の稲穂は葉の成長が遅く、穂も小さかったですが、最終的には全てに立派な穂が付きました。この時期になると鳥が穂を食べにやってきます。これを防ぐために田んぼの四方と対角線上に鳥避けテープをつけました。
 あとはこのまま穂が黄金色に変わるのを待って、稲刈りを待つばかりでした。収穫のときの喜びも大きいものでしたが、初めて稲穂がついた稲を見つけたときは、自分たちが長い間がんばった結果が現れてとても感動しました。

 
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