脱穀

 11月26日に脱穀をおこないました。残念ながら、甲南小学校・甲南女子中高・甲南男子中高の生徒は時間の都合で参加できず、甲南大学生・甲南女子中高の教員でおこなうことになりました。機械を使わない伝統的なやり方で、足ふみ式脱穀機でわらから米を取り、そして出てきたものをふるって細かいわらなどのゴミと米を分けました。最初脱穀機に慣れるまでは、稲からきれいに米を取れなかったり、余計なわらまで巻き込んでしまったりすることもありました。しかし、米が稲から取れる感触が気持ちよく、楽しめました。

脱穀の様子

ワラと米の分別

 ゴミと米を分ける作業は、きれいにわけようとすると手間や時間が思ったよりもかかり、苦労しました。とうみ(風を利用したゴミと米を分別する機械)を使うとかなり早く効率よく進み、昔の人の目のつけどころと、それをある材料で作るという器用さに改めて感心しました。私たちが普段、主食として食べている米が茶碗にもられるまでの過程を、苗植えから脱穀までではありますが経験することができ、その難しさ、苦労、楽しさ、喜びなどを学ぶことができてよかったと思います。


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